医療関係者の皆様へ
当科は呼吸器外科と乳腺外科の2部門から成り立っております。呼吸器外科では主に肺・気管～気管支・縦隔の様々な良性・悪性疾患を対象とし、手術を柱とした集学的治療を行っております。呼吸器内科・放射線治療科・放射線診断科との合同カンファレンスを毎週実施し、全ての症例に対し最適な治療方針を検討しています。
肺癌に関しては、通常の葉切除から早期癌に対する区域切除術まであらゆる術式に対応しており、完全胸腔鏡下またはロボット（ダビンチ）を用いた低侵襲手術を中心に行っております。特に、根治性と機能温存を両立する区域（亜区域）切除術は、ICGや術中CTを併用した最先端技術で安全確実な手術を可能としています。さらに、進行癌に対する開胸手術はもちろん、心臓血管外科・形成外科・整形外科・消化器外科などの他科と協力し浸潤臓器の合併切除・再建も積極的に行っております。
また、悪性疾患だけではなく、気胸・膿胸・肺膿瘍などの一般胸部外科疾患にも幅広く対応しております。特に気胸は緊急で処置が必要な疾患です。お急ぎの場合にはぜひお電話でご連絡ください。
当科は紹介患者様の外来診察は毎日行っております。胸部でお困りの際にはいつでもご相談ください。地域の先生方と患者様にとって信頼できる存在となれるよう、最善の治療を行って参ります。
患者様へ
我々の科には、呼吸器外科と乳腺外科という2部門があります。呼吸器外科は肺癌を始めとする悪性疾患と気胸（肺のパンク）、膿胸（胸の中の感染症）など、主に肺の病気を担当します。乳腺外科は主に乳癌を担当しています。手術を必要とするようなご病気を患った場合、恐怖と不安でいっぱいになると思います。我々は一人ひとりの患者様に真摯に向き合い、他科とも連携して最適な治療方法を考えます。痛みを軽減する手術、肺機能を温存する縮小手術、進行癌に対する集学的治療… 患者さんそれぞれに最適な治療方針をご提案します。ご心配な点はどうぞ遠慮なくご相談ください。
